パンチョ伊東、テッド・ウィリアムス、平田昭彦、ブルース・リー
ブルーザーブロディ、津田恒美..........。
そして、今日このメンバーに一人の男が加わってしまった。
頼んでないのに、急に逝ってしまうのはあんまりだ。
男の名は橋本真也。
”破壊王”と言われたプロレスラー。
俺は橋本がキックで相手の胸板をぶち抜くシーンを見るのが
大好きだった。
東京で、横浜で、福岡で、大阪で、そしてまた東京で......。
橋本が相手にぶち込んだキックの数々は、その数だけ俺の
思い出になってる。
トニー・ホーム戦、小川直也戦、天龍源一郎戦
新日レスラー達との激闘。
周りの評価は低かったけど、東京ドームで観たビル・カズマイヤー戦
当時、影を潜めていたパワープロレスの復活!!!という感じで
俺は評価してる。
プロレスがプロレスとして存在していた時代だ。
あのころの、マイナーパワーが充満していたプロレスの情景は
どこに行ったのだろう。
プロレスが変わり果てるにつれて、俺とプロレスの距離は離れていった。
でも、プロレスが嫌いになった訳ではない。
しかし今後、ひとつ言えることがある。
橋本が遠くに行ってしまった今、俺はもう生観戦をすることは
無いだろう。
それは、今のプロレスに橋本以上に気持ちを入れて観られる
レスラーがいないから。
なぜ、7月なのか?
何故、橋本を天が選んだのか?

返せよ、橋本真也を。