1998年から、中華職棒連盟と台湾大連盟
という2リーグ制のもと、別々にプロ野球を
開催してきた台湾プロ野球。
しかし、お互いが観客を奪い合う構造はレベルの低下を
招きさらには、人気の凋落にも拍車をかけた。
そこで、2003年のシーズンより、背中を向け合っていた
2リーグは1リーグ制へ移行。
それまでの2リーグ8球団から1リーグ6球団へと
編成が変わった。
形としては中華職棒連盟が台湾大連盟を吸収する形となり
台湾大連盟からは、誠泰太陽と第一金剛が参加した。
そして、2004年。
第一金剛を買収した我らがLa’new熊隊がついに登場。
元・ライオンズの”必殺仕事人”大田卓司監督の下
スタートを切った熊隊だったが、開幕から
苦しい闘いが続き、元台湾大連盟の2チームは
下位を彷徨った。
バファローズ、カープ、スワローズなどで活躍し、
前年、韓國プロ野球두산ベアーズからリリースされた
日本人投手、入来智もチームに参加、
しかし怪我によりシーズン途中で解雇された。
目玉の大田監督もシーズン前半で解任。
本拠地高雄を去った。
2005年のシーズン、前期こそ最下位で終ったが
後期は2位。
前後期優勝チームの勝率が低いチームと、
残り4チームのうち年間勝率の高いチームが
争う台湾独自のプレーオフスポットの獲得は
ならなかった。
昨シーズン前期の優勝は、元台湾大連盟の
誠泰蛇隊。
先を越されてしまった.........。
しかし、前期に起きた八百長事件の悪夢を振りはらうような
2位である。
しかしだ、今シーズン(前期)の熊隊は、目を見張るような
強さだった。
シーズン前に入団したアメリカ帰りの陳金峰を中心に
外国人の貝茲(元スワローズのベッツ)
などの選手が脇を固める名付けて
”新暴力熊打線”が見事に機能したのである。
投手陣も、ようやく生え抜きの選手達が頭角を表し
そこへ、外国人投手の雷鵬(元カープ・レイボーン)
がキッチリ勝つ布陣が出来た。
前期終盤、地力に勝る統一獅隊が破竹の17連勝を記録して
優勝が絶望と思われたが、6/25に獅隊が蛇隊に敗れて
連勝がストップ。
熊隊に逆マジック1が灯った。
台湾大連盟の旧友によるナイスアシスト!
そして6/27。
地力で決めたわけではなかったが、獅隊が中信鯨隊に敗れて
熊隊の前期優勝が決まった。
チーム創設3年目にして掴んだ、初のタイトルである。
前期優勝の美酒に浸る間もなく、6/30からは
後期シーズンが始まる。
もしかするとプレーオフ、そして台湾シリーズを経て
11月にはアジアシリーズの台湾代表として東京へ。
必ず熊隊には来て欲しい。
オレは東京でその日がくるのを待っている。

上半期冠軍恭喜!!!!
我们的熊隊!!!!!