4年前から俺にとっては6.13という日は、
何曜日でも忌まわしい、悪夢の日だ。
あの合併問題が発覚した日だから。
4年前、最悪の気分で迎えた朝を俺は絶対に忘れない。
そして、合併を強行した人間達を絶対に許さない。
なによりも、気分が悪いのはメディアも球界も結局は何も変わって
いないということ。
個々の球団では努力しているところもあるが、総体では目覚ましい
変化とはいえないし、メディアは合併問題後も旧態依然とした
報道を続けている。
そして、球界・メディア他での公にプロ野球に関わる人々が
合併問題についてなんら総括を行っていない。

その事を思うと、絶望的な気分ではある。

そして今日。
6.13は13日の金曜日。
条件が悪すぎる。
だけど、朝一で俺に届いたメールによって
俺の気分は和らいだ。
“兄弟以上の親友”M一家に第2子誕生。
生まれたのは昨日だったそうだが。
何も無くたって最悪な気分が確定する6.13。
Mの子供であれば、俺にとっては姪同然。
久しぶりに、晴れやかな気分で6.13の朝が過ぎていったのである。