大好きなXライダー、神敬介が出演するとはいえ
スタッフがスタッフなので手放しで、喜ぶことは出来なかった。
救いは監督がこれまでと違う事。
で、新宿バルト9。
友人が金曜に、チケットを確保するにあたり、ホルスの上映会
でもらった招待券を使おうと思ったが、なんと招待券の使用は
当日券でしか有効ではないとのこと。
券面にそんなことは、全く書いてない。
映画館の都合で書かれざるルールが存在することが、信じられない。
さて、日曜の昼上映。
観客は満員。

もったいない、非常にもったいない映画。
脚本には期待していなかったが、レッツゴーに近い位は努力していたと思う。
ただし、最後のライダー大戦が全てをブチ壊しにした。
途中途中も??と思わせるところはあるんだけれども、ライダー大戦の蛇足加減の前には
瑣末なこと。
大戦要素を排し、ムービー大戦みたいに劇中で描かれていた敬介と巧の交流と、シュウの話を
別建てにして、最終的にライダーがバダンと戦う話にすれば良かったのに。
ライダーも全員出す必要はないし。
パンフを読んでたら、脚本家が「正義とは危ういもの」と言ってたが
仮面ライダーを立ち上げる際にブレーンだった市川森一さんが言ってんだよな。
故に仮面ライダーは、正義の味方じゃなくて「人類の自由と平和のために戦う」って
なったんだから。
別の脚本家で神敬介と乾巧が共闘する話を作ってくれんかいの。
あの部分は、この映画の良心である。
最新の技術で甦った、Xライダーの変身「セタップ!」が観られたのは合格。
レッドアイザーとパーフェクターという変身アイテムを使って変身するXって、現在のライダーの変身と
親和性が高いと思う。
俺がXを好きなのも、1号、2号、V3の変身と全く違う「セタップ!」があったから。
だから、パワーアップして大変身になった時はちょっと寂しかった。
その後の客演でも大変身だったし。

鎧武1号アームズは、カッコ悪いを通り越して醜悪。

映画の後は、久しぶりにフーターズ