BSプレミアムの番組「アナザーストーリーズ」が今回
「仁義なき戦い」をテーマにするというので、問答無用で録画。

深作欣二監督以下、関わった人間の熱い人間模様ですよ。
「広島死闘篇」で起きた、配役交換問題に関しては、千葉真一だけじゃなくて
北大路欣也の話も聞きたかったけど。
でも、シリーズ5作品の中で「広島死闘篇」が屈指の人気作になったのは
最終的に千葉真一が大友勝利役を受け入れて、山中正治役を北大路欣也に譲った故であり
役の交換が無かったら、このシリーズもここで終わっていたかもしれない。
以前、ブルーレイボックス発売記念で東映が行ったキャラクターの人気投票でも
千葉真一演ずる(5作目は宍戸錠が演じてる)大友勝利は、主役である広能昌三を差し置いて1位になった。

今回良かったのは、主演俳優だけではなく川谷拓三を中心に、大部屋俳優にも
スポットを当てた事。
これは、脇役でも邪険にしなかった、深作監督イズムが投影されたのであろう。

結論、1時間では短い。
年末に紅白飛ばして、8時間スペシャルでも良い。

当時の、カツドウ屋風情をギンギンに漲らせた深作監督のカッコよさたるや...